HOME |干潟やマングローブ等の沿岸エコシステムのCO2吸収源、メタン等も排出。地球全体で9~20%吸収力減少。「ブルーカーボン」も地域の選別が必要。オーストラリアの大学分析(RIEF) |
Coastal002キャプチャ

 

  地球の沿岸部の干潟や湿地等のエコシステムによるCO2吸収力を活用する取り組みが世界各地で広がるが、沿岸エコシステムは同時に、CO2よりも温暖化係数の高いメタンや一酸化二窒素(N2O)等の排出源でもあり、地域によって吸収力と排出力がかなり異なることが研究論文で指摘された。沿岸部全体としては吸収力が上回るが、排出力も吸収力の最大2割程度に達するとしている。研究者たちは、沿岸エコシステムが保有する吸収、排出の両サイドの温暖化機能を、適格に把握する必要があると指摘している。

 

 研究論文をまとめたのはオーストラリア・ニューサウスウェールズ州のサザンクロス大学(Souhtern Cross University : SCU)のシニアリサーチフェロー、Judith Rosentreter氏と、生物……

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