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ツイッターの情報拡散力、短時間で分析 電通が開発(各紙) みんな参考にしよう

2012-08-10 14:50:55

twitter
各紙の報道によると、電通は米ツイッター日本法人と提携、ミニブログ「ツイッター」に書き込まれた情報がインターネット上で広がる様子を短時間で分析するシステムを開発した。ロンドン五輪では選手や観客、視聴者がツイッターなどのソーシャルメディアを積極的に活用、大会人気に一役買っている。その情報拡散力を企業が広告宣伝に生かせるサービスの提供が広がってきた。

ツイッターはパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)などから誰でも手軽に短文をネットに書き込める。新商品の感想などを書き込む消費者も多く、「つぶやき」を見た他人が感想をつぶやいたりする。情報が人づてに伝わる「口コミ」と同じ仕組みで、これを広告宣伝に活用する企業が増えている。


 電通はつぶやきの中から商品名などのキーワードを選び出し、1人のツイッター利用者から複数の「フォロワー」と呼ぶ登録読者に情報が伝わる様子を測る。つぶやきの量だけでなく、情報の広がり方が分析できるため、ネット上の口コミの効果を正確に測定できる。




 情報が広がる様子を分析するには通常、2週間ほどの時間がかかるという。電通はツイッターから情報の高速分析を可能にする技術協力を得て、1~2日で分析できる手法を確立した。




 ソーシャルメディアでの書き込みを分析するサービスはIT(情報技術)企業を中心に広がっている。「つぶやき分析」はその一種。NTTデータは顧客企業の商品の評判の分析、野村総合研究所はつぶやきの影響力が大きい人物を特定するサービスを手掛ける。電通は情報が拡散する度合いを短時間で分析する特徴を訴求し、初年度に30社の採用を見込む。




 ロンドン五輪ではソーシャルメディアが積極的に活用され、「ソーシャリンピック」とも呼ばれる。五輪開幕後のツイッターの日本語による投稿件数は大会前より1割増え、1日あたり4600万~4700万件に達する。五輪を契機にソーシャルメディアの普及はさらに進む見通しで、つぶやきを活用した広告宣伝が広がる可能性がある。