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NEC・産総研・宮崎大 ミドリムシからプラスチック製造(各紙) 高温にも対応
2013-01-10 06:49:43
NEC、産業技術総合研究所、宮崎大学は9日、小さな藻の一種であるミドリムシを主原料にしたプラスチックを共同開発した、と発表した。従来型のバイオプラスチックであるポリ乳酸などに比べて熱に強く、セ氏120度にも耐性があるという。今後、強度等を改良して実用化を急ぐ。科学技術振興機構(JST)の先端的低炭素化技術開発の一環として行われた。
ミドリムシが作り出す多糖類にミドリムシやカシューナッツの殻から抽出した油脂成分を加え、プラスチックを作った。セ氏約120度の高温でもプラスチックがぐにゃぐにゃに曲がらないことがわかった。ポリ乳酸やナイロン11よりも2倍以上熱に強い。加工のしやすさは、従来のバイオプラスチックや通常のプラスチックと同等だった。衝撃強度などについては改善の余地があるという。
ミドリムシは長さ約50マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル、幅約10マイクロメートル。グルコースをエサにして増殖するだけでなく、太陽光と二酸化炭素を利用して光合成で増やすことも可能。水中で光合成する微細藻類は、陸上植物よりも太陽エネルギーの利用効率が高いとされる。また、ミドリムシは、食品工場などの安全な廃液を用いた培養が可能で、プラスチック製造にかかるエネルギーの削減が期待できるという。
ミドリムシについてもっと知りたい方はこちらへ: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%82%B7
ミドリムシが作り出す多糖類にミドリムシやカシューナッツの殻から抽出した油脂成分を加え、プラスチックを作った。セ氏約120度の高温でもプラスチックがぐにゃぐにゃに曲がらないことがわかった。ポリ乳酸やナイロン11よりも2倍以上熱に強い。加工のしやすさは、従来のバイオプラスチックや通常のプラスチックと同等だった。衝撃強度などについては改善の余地があるという。
ミドリムシは長さ約50マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル、幅約10マイクロメートル。グルコースをエサにして増殖するだけでなく、太陽光と二酸化炭素を利用して光合成で増やすことも可能。水中で光合成する微細藻類は、陸上植物よりも太陽エネルギーの利用効率が高いとされる。また、ミドリムシは、食品工場などの安全な廃液を用いた培養が可能で、プラスチック製造にかかるエネルギーの削減が期待できるという。
ミドリムシについてもっと知りたい方はこちらへ: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%82%B7