HOME |「より少ない資源で より豊かなくらしを」 FoE Japan が廃棄物の「発生抑制」のしくみづくりに向けた提言を発表(FOE) |

「より少ない資源で より豊かなくらしを」 FoE Japan が廃棄物の「発生抑制」のしくみづくりに向けた提言を発表(FOE)

2013-02-20 23:43:44

FOElogo
FOElogo環境NGOのFoE Japan(フレンズ・オブ・ジ・アース・ジャパン)は、本日2月19日、東京で主催したシンポジウムにおいて、提言書「より少ない資源でより豊かなくらしを~発生抑制のしくみづくりに向けた提言」を発表しました。
発生抑制(リデュース)は、3Rの中でも最も優先されるべきとされているにも関わらず、実際には、リサイクルのみが進められ、「大量生産、大量消費」型の社会からの脱却は進んでいません。多くの人にとって、地球規模の資源の有限性のような問題は実感がわかないことに加え、「発生抑制」には、サービスの低下や経済へのマイナス影響といったイメージがつきまとい、社会が意志を持って進めてこなかった結果といえるでしょう。しかし、環境と経済を両立しながら、地域活性化にも資する発生抑制の取り組みを進めることは可能です。

 
FoE Japanは、「地球から取り出す資源と環境負荷の最小化」をめざして、10年以上にわたり、廃棄物の発生抑制に向けた国内外の施策・取り組み調査やキャンペーンを行ってきました。2012年度、これらの成果をベースに、包括的な発生抑制の提言をまとめるため、学識者、事業者、市民団体などによる「発生抑制検討会」を開催し、検討作業を進めてきました。

 

本日発表する提言書は、私たちがめざす社会への第一歩です。各主体と協働しながら、提言内容の実現に向けて引き続き活動してまいります。

 






【提言書全文】         >「より少ない資源でより豊かなくらしを~発生抑制のしくみづくりに向けた提言」(PDF)
【提言書概要】 ・発生抑制のしくみづくりにおいてめざすべき方向性・基本的考え方
・発生抑制の制度的な提案(過剰包装抑制と環境配慮設計促進のための法整備、買い物袋削減のための絶対目標達成義務付け、飲料容器削減のための公共調達抑制、使い捨て品の使用規制、国立公園等における使い捨て容器の販売・使用の禁止、情報公開の徹底 他)
・事業者や地域における自主的取り組み提案(容器入り飲料から中身販売へのシフト、容器入り飲料に頼らないライフスタイル促進のためのインフラ整備、通い容器の見直し 他)

■お問合せ FoE  Japan 担当:瀬口亮子 E-mail: seguchi@foejapan.org   TEL: 03-6907-7217

http://www.foejapan.org/waste/library/130219.html