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京都清掃工場、排ガス発生を隠蔽 工場長がデータ改ざん指示(各紙)

2013-06-17 22:55:29

データ改ざんが発覚した折井清掃工場


データ改ざんが発覚した折井清掃工場
データ改ざんが発覚した折井清掃工場


各紙の報道によると、京都府宇治市の「折居清掃工場」が5月、工場の運営団体が定める基準値を超す排ガスが発生したにもかかわらず、工場長が計測データを「0ppm」に書き換えるよう指示、発生がなかったように改ざんしていたことが17日、分かった。工場は京都府や運営団体にも報告していなかった。

 同工場は、宇治市など3市3町で構成する運営団体「城南衛生管理組合」が運営している。処理能力は一日230トン、設計基準で派『場人量0.05g/N㎥以下、Nox濃度100ppm以下、Sox濃度20ppm以下などとなっている。

 排ガス発生と改ざんは工場長の申告で6月14日に発覚。工場長は「気が動転してこれまで報告しなかった」と話しているという。総排出量は不明としているが、今のところ、健康被害の報告はないという。しかし、周辺住民にも知らせていなかったことから、今後、住民からの苦情が殺到する可能性がある。

 

同工場のサイトによると、同工場は、宇治市、府立山城運動公園(太陽が丘)の横に建設されており、「周囲の環境と調和を図り、公害対策に万全を期した近代的なごみ焼却工場」とうたっている。また、「白い外壁、工場中央にはこげ茶色の円形コーナーを設け、また煙突には大型の時計を配置し、運動公園の景観とマッチした施設」と強調している。

http://www.jyonaneikan.jp/orii.htm