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埼玉県羽生市のさいたま水族館 庭池の魚500匹死ぬ 水道水と同レベルの残留塩素を検出(埼玉新聞)

2014-02-24 16:15:39

大量の魚が死んだ、さいたま水族館の庭池=23日午前、羽生市(さいたま水族館提供)
大量の魚が死んだ、さいたま水族館の庭池=23日午前、羽生市(さいたま水族館提供)
大量の魚が死んだ、さいたま水族館の庭池=23日午前、羽生市(さいたま水族館提供)


羽生市三田ケ谷のさいたま水族館は23日、庭池で飼育しているコイなどの観賞魚約500匹が死んでいるのが見つかったと発表した。庭池の水からは水道水に使われる残留塩素が検出されたという。

同館は「普段、井戸水を使っているので不自然」とし原因の特定を急いでいる。

水族館によると、同日午前8時20分ごろ、約800平方メートルの庭池でコイのほかソウギョ、アオウオ、チョウザメ、アメリカナマズ、オイカワ、モツゴ、ハクレンがほぼ全滅しているのを女性職員が見つけた。

県農林総合研究センター水産研究所が水質を検査したところ、水道水とほぼ同じ0・1~0・2ppmの残留塩素が検出された。

原因は特定できなかったが、水族館の関係者は「1983年の水族館オープン以来、こうした魚の大量死は初めて」と話している。前日午後5時の時点では異常はなかったという。

水族館屋内の展示生物には被害がないことから、営業は通常通りに行い、庭池周辺は28日から立ち入り禁止にするという。

http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/02/24/11.html