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秋田・大潟村の湿地や水田、ラムサール条約登録目指す 同村村長が表明(秋田魁)

2014-03-01 21:19:27

大潟村の水田に飛来したハクガンの群れ=大潟の自然を愛する会・堤朗さん撮影
大潟村の水田に飛来したハクガンの群れ=大潟の自然を愛する会・堤朗さん撮影
大潟村の水田に飛来したハクガンの群れ=大潟の自然を愛する会・堤朗さん撮影


秋田県大潟村の高橋浩人村長は1日、多数の渡り鳥が飛来する村内の湿地や水田について、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約への登録を目指すことを表明した。

同村は水鳥の飛来数など条約の基準を満たしており、順調に行けば来年6月にウルグアイで開かれる締約国会議で認定される見通し。実現すれば県内初。国内には46カ所の登録地がある。

高橋村長は1日、大潟村干拓博物館で開かれた環境省主催の「全国ガンカモネットワーク交流会」の冒頭のあいさつで「現在、環境省の支援を受けながらラムサール条約について勉強を進めている」と説明。村は2日、同条約への登録に向けた住民説明会を開く。
大潟村には例年、シジュウカラガンやハクガンなど絶滅危惧種を含む20万羽を超える水鳥が飛来する。「水鳥の定期的な飛来数2万羽」など同条約の基準を満たしている。登録地になるには地元自治体の賛同のほか、鳥獣保護法など国内法による保護措置が必要となる。

 

環境省の担当者は「条約の基準は問題なくクリアしている。地元住民の理解が得られれば登録に支障はないと思う」としている。

 

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20140301l