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原子力学会事故調報告書 汚染水内トリチウムを希釈し海洋放出と提言 (各紙) 「原子力ムラ」の論理 世界に通用するの(?)

2013-09-02 22:05:48

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東京電力福島第1原発事故の原因などを調べる日本原子力学会の事故調査委員会(委員長・田中知東大大学院教授)は2日、汚染水から除去することが困難なトリチウム(三重水素)について、できる限り希釈した上で海に放出するべきだとの提言を含む最終報告書案をまとめた。

 第1原発では今月、汚染水から62種類の放射性物質を取り除ける「多核種除去設備(ALPS)」による処理が始まる見込みだが、トリチウムは除去できない。

 報告書案はトリチウムが水と極めて似た性質で生体内に蓄積されないと指摘。タンクで保管するより、海に放出する方が環境汚染のリスクが低いと判断した。

 原発事故については、fukushima4589153620津波や過酷事故対策が適切なら「事故は避け得た」としている。一方で国会や政府、民間などの事故調で見解が分かれる地震による損傷については「健全性は確保された」と否定。放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)は「放射線モニタリングと併用すれば避難に使えた可能性がある」と結論付けた。

 学会事故調は昨年6月発足。約50人の専門家が公表データを中心に調査した。3日から青森県で開かれる大会で報告し、年内にも最終報告書にまとめる。

 

http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013090201002330.html

http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130903ddm008040049000c.html