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福島県漁連が福島県相馬沖で、本日 試験操業実施  福島県調査で基準値近似の放射能検出魚 相次ぐ(FGW)

2013-09-25 13:59:33

fukushimasouma130925news1
fukushimasouma130925news1県漁業協同組合連合会(県漁連)は24日、福島市で組合長会議を開き、東京電力福島第1原発の汚染水問題で中断していた底引き網漁による試験操業の再開を決めた。相馬沖は25日に、いわき沖は10月3日に開始する。一方、福島県の最新の水産物緊急モニタリング調査では、操業の目安にする食品基準(1kg当たり100ベクレル)の半分の値を上回る試験採取魚類が相次いでいる。
  福島県が公表している最新の緊急モニタリング調査データ(9月18日公表:9月7日~13日採取分)では、福島県で採取された水産物170品目のうち、100ベクレルを超えたのは淡水魚の2品目だけとなっている。ところが、今回の試験操業再開で、「安全」の目安とする「基準の半分=50ベクレル」の尺度でみると、海産魚類8品目が引っかかる。また淡水魚も含めた全体では12品目となり、試験採取魚類の7%が「安全でない」ことになる。

 主なセシウム濃度は、福島第二原発が立地する富岡町沖のキツネメバルが100ベクレル、シロメバル97ベクレル、南相馬市のコモンカスベ100ベクレル、シロメバル100ベクレル、いわき市のコモンカスベ55ベクレルなど。淡水魚では伊達市の阿武隈川系の石田川でとれたヤマメから460ベクレル、イワナから360ベクレルがそれぞれ検出されている。

 25日に試験操業を再開した相馬沖は、休漁期間を挟んで約3カ月ぶりの漁。漁獲した魚類の放射能測定が十分に信頼され、風評被害を克服して消費者に受け入れられるかかは現時点では不明。いわき沖は初めての試験操業となり、原発事故から2年6カ月余を経て水揚げが再開される。

 http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/mon250907-13f.pdf