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東電柏崎刈羽原発再稼働申請に 市民団体ら「再稼働の資格ない」と抗議(東京)

2013-09-27 19:34:05

横断幕を掲げて東京電力の再稼働申請を批判する反対派の人たち=27日午前、東京・六本木の原子力規制委員会前で
横断幕を掲げて東京電力の再稼働申請を批判する反対派の人たち=27日午前、東京・六本木の原子力規制委員会前で
横断幕を掲げて東京電力の再稼働申請を批判する反対派の人たち=27日午前、東京・六本木の原子力規制委員会前で


「再稼働の資格はない」。原発反対派ら批判の声が上がる中、東京電力が二十七日午前、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働審査を原子力規制委員会に申請した。書類を提出した東電の姉川尚史(たかふみ)常務は「(申請を通じ)事故から得た知見を社会、世界と共有するのはわれわれの義務だ」と強調した。


 東京・六本木の規制委があるビル前の路上では、朝から反対派が「東電は申請するな」「再稼働審査どころじゃない」と横断幕を掲げた。拡声器で「安全第一なら、(規制委は)申請を受け付けるべきではない」と訴えた。




 千葉市美浜区の小川正治(よしはる)さん(68)は「福島の事故処理はいいかげんなのに、再稼働には大金を投じている。認めるわけにいかない」と語った。




 一方、規制委では姉川常務が申請書類を提出。「福島第一原発の事故の反省から始まり、対策を取りまとめた。それがどの程度(の水準)にあるか確認していただく」「事故当事者なので教訓は思い知っている。その知見を共有する」と語った。




 東電の建前では、今回の申請は「安全性のチェックのためで、再稼働は別の話」。姉川常務も「再稼働」の言葉は使わなかった。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092702000234.html