HOME |東電賠償金、請求から支払いまで1年超が120件(福島民友) 賠償手続きも“手抜き”明白 |

東電賠償金、請求から支払いまで1年超が120件(福島民友) 賠償手続きも“手抜き”明白

2013-10-17 13:24:38

TEPCOImage
TEPCOImage会計検査院が16日公表した東京電力の検査では、被災者が損害賠償を請求してから賠償金が支払われるまでに1年以上かかった請求が、2011(平成23)年4月から今年3月末までに120件あったことが分かった。総額は3億4000万円に上り、最長では497日もの期間を要していた。検査院は審査期間が長期化した場合、被災者の経済的負担が増える可能性があるとして東電に改善を求めた。
 賠償請求では、請求内容の誤りの訂正や賠償請求の裏付けなどに一定の時間を要しているが、一部被災者から賠償金の支払いが遅れるケースが指摘されていた。審査などに時間を要したとみられるが、いずれも最終的には賠償金の支払いに至っている。県は「(基準などを示している精神的な賠償など)定型的な賠償で生じた支払いであれば問題がある」と指摘する。

 
 検査院によると、損害賠償の請求から支払いまでの平均日数は35・1日で、避難や帰宅費用や一時立ち入り費用などの賠償では支払いまでの平均が40日を超えていた。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/1017/news10.html