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政府 福島原発事故による宮城県内発生の放射性物質の最終処分場候補 栗原市など3市町提示へ(東京) 地元は困惑

2014-01-19 16:36:41

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genpatsusaishuushobunnmiyagiPK2014011902100042_size0福島第一原発事故によって宮城県内で発生した指定廃棄物(放射性セシウム濃度一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル超)の最終処分場に関し、環境省が建設候補地として栗原市と大和(たいわ)町、加美町の三カ所を提示する方向で最終調整に入ったことが十八日、分かった。二十日に仙台市で開く県と県内全市町村を対象にした会議で正式に示す。地質や地盤などを調査し、最終的に一カ所に絞り込む方針だ。


 国が最終処分場の建設を目指す宮城、茨城、群馬、栃木、千葉の五県で、候補地を提示するのは自民、公明両党の連立政権になって初めて。




 候補地は国が定めた選定手法や県内市町村が合意した基準に基づき、自然災害の恐れがある地域や、年間客数五十万を目安とする観光地周辺を除いた国有地や県有地の中からリストアップ。集落や水源からの遠さ、植生の自然度の低さの評価項目を設定し選定した。




 候補地となった首長の一人は「詳細な情報は何も知らされていない。突然名前が出て困惑し、憤りを覚える。二十日の会議で詳しい説明を聞きたい」と話した。




 処分場を受け入れる地域は風評被害などへの懸念もあって負担が大きく、これまでの会議でも首長からは地域振興策を求める声が上がっていた。絞り込みの作業と並行し振興策の在り方も焦点になる見通しだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014011902000117.html