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福島県 出荷制限区域での全量全袋放射性物質検査で 71件から基準超過の汚染米検出 最高セシウム量は360ベクレル(FGW)

2014-01-23 15:33:51

米の全量全袋検査の模様
米の全量全袋検査の模様
米の全量全袋検査の模様


福島県は23日、東電福島第一原発事故による放射性物質汚染が懸念される出荷制限区域(管理計画対象区域)において生産された米の全量検査結果を公表した。それによると、食品安全基準(1kg当たり100ベクレル)を上回る米が全体で71件検出され、最高値は三春町の360ベクレルだった。基準超過米の出荷はできないが、100ベクレル以下の場合は市場に流通する。

今回の検査は、出荷制限区域となっている福島市、いわき市、二本松市など16市町村を対象に、24年産米を全量全袋検査した。対象件数は125万4246件で、このうちセシウム値が1kg当たり100ベクレルを上回ったのが71件だった。

 最高値360ベクレルを検出したのは三春町の旧沢石村の米で、福島市でも41件、最高230ベクレルを検出した。現行の制度では、出荷禁止がされるのは、食品基準の100ベクレル以上のもので、100ベクレル以下の場合は、100ベクレルちょうどでも、出荷可能。実際に準汚染米とされる50ベクレル~100ベクレル米は、市場で流通・販売されている。

 

 

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/suiden_syuukei_140123.pdf