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東電福島原発港湾内 24万ベクレルの放射能セシウム汚染魚検出 港湾内の猛毒状態続く(FGW)

2014-01-24 22:55:31

A:物揚場付近、B:東波除堤付近
C:南防波堤付近、D:北防波堤付近
E:1~4号取水路開渠部付近
F:港湾口付近、G:港湾中央付近
A:物揚場付近、B:東波除堤付近 C:南防波堤付近、D:北防波堤付近 E:1~4号取水路開渠部付近 F:港湾口付近、G:港湾中央付近
A:物揚場付近、B:東波除堤付近
C:南防波堤付近、D:北防波堤付近
E:1~4号取水路開渠部付近
F:港湾口付近、G:港湾中央付近


東京電力が24日公表した福島第一原発港湾内で採取された魚類の放射性物質汚染状況によると、セシウムの最高濃度を記録したのは、港湾の出口付近で採取したタケノコメバルで、1kg当たり24万4000ベクレルの高濃度だった。他の地点からも10万ベクレル超の魚類が相次いで検出された。港湾内は猛毒状態が続いている。

 

東電は定期的に港湾内、港湾から20km圏内、それぞれで採取された魚類の放射能汚染状況を公表している。今回の調査は、昨年10月初めから12月末にかけて実施した。もっとも汚染濃度が高かったタケノコメバルは12月1日に港湾口付近の刺し網漁で捕獲した。同地点では昨年初めに51万ベクレルのアイナメが捕獲されるなどしており、その後、段階的に放射性物質濃度は下がっていた。

しかし、依然、高濃度の汚染魚類が捕獲されており、原発からの汚染水が港湾内に流れ込んでいる可能性を示唆している。同地点で12月17日には14万3000ベクレルのムラソイ、また12月12日には、東防波堤や北防波堤付近から11万1000ベクレルのシロメバルが検出されている。

 

一方、港湾から20km圏内で捕獲したドチザメから最高値の1070ベクレルを検出した。20km圏内の海洋で捕獲された基準超過の魚種は9魚種あった。セシウムの基準超魚類の測定回数割合は昨年年初から低下基調にあったが、10月に最小となった後、その後は11,12月と、逆に増え気味となっている。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140124_06-j.pdf