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福島県歯科医師会が東北大学等と連携 子どもの乳歯で内部被ばく調査 ストロンチウムを把握(NHK)

2014-03-03 17:21:58

nyushi無題
nyushi無題子どもの乳歯に蓄積するとされる放射性物質の量を分析して、原発事故による内部被ばくについて調べようという新たな試みが進められています。
この試みは、福島県歯科医師会が東北大学などと連携して進めているもので、福島県民の間で根強い不安がある放射性物質による内部被ばくについて、これまでとは異なる方法で調べるのがねらいです。

 
調べるのは、歯ができる時期に取り込まれると、蓄積するとされる放射性ストロンチウムの量で、県内の歯科医院から、本人と家族の了解を得て、治療で抜いた乳歯などの提供を受け、分析します。

 
対象は、5歳から15歳くらいまでの子どもで、年間およそ4000人分の乳歯を集め、事故前と事故後を比べて内部被ばくの程度に差があるかどうかを調べるということです。

 
また、県外の歯科医師会の協力を得て県外の子どもの乳歯も数百本集め、地域による差についても評価するということです。

 
福島県歯科医師会の金子振会長は、「ホールボディーカウンターによる内部被ばくの検査とは、異なるデータを提供することで県民のみなさんの安心材料にしてもらいたい」と話しています。

http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055644311.html?t=1393834687719