HOME |JAEA 建物内の放射線影響を推定モデル公開 木造家屋は二階、鉄筋コンクリート家屋は一階が放射線量多い(NHK) |

JAEA 建物内の放射線影響を推定モデル公開 木造家屋は二階、鉄筋コンクリート家屋は一階が放射線量多い(NHK)

2014-03-31 17:06:50

NHKhoushanoキャプチャ
NHKhoushanoキャプチャ住宅や学校など構造が異なる建物の中に屋外からの放射線がどのように影響するかを図面化したモデルが公開され、作成した日本原子力研究開発機構では今後、住民の被ばく対策に役立ててもらいたいとしています。
JAEA=日本原子力研究開発機構は今回、住宅や学校、病院など構造が異なる27種類の建物ごとに内部の放射線量の分布をモデルで推定し、色の違いで示しました。
それによりますと建物によって放射線量に違いがあることがわかり

▼木造住宅では周辺の土壌の遮へい効果の差によって、影響を受けやすい2階のほうが1階よりも放射線量が高くなる傾向があるのに対し、
▼鉄筋コンクリートの建物では、床や天井で放射線が遮られるため、上の階にいくほど、放射線量が低くなる傾向がみられます。
また、同じ建物の中でも遮へい効果の少ないガラス窓の近くなどでは局所的に放射線量が高い場所があることが確認できます。
機構では、これを参考に生活の中で放射線量の高い場所をできるだけ避けるよう務めれば被ばく量の低減が図れるとして、住民の被ばく対策に役立ててもらいたいとしています。
この図面はJAEA=日本原子力研究開発機構のホームページでみることができます。

http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053185191.html?t=1396252791434