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千葉工大と日南、原発事故対応ロボット開発 日本原電初の国産ロボット (日刊工業)

2014-04-19 00:25:45

狭い通路や階段を自由に走行できる
狭い通路や階段を自由に走行できる
狭い通路や階段を自由に走行できる


千葉工業大学と日南(神奈川県綾瀬市、堀江勝人社長)は17日、原子力発電所の原子炉建屋内の様子を遠隔操作で観察できる小型探査ロボットを開発し、日本原子力発電に納入したと発表した。

原子炉建屋内の狭い通路や階段を自由に走行でき、映像や放射線、温度などの情報を取得できる。




 グループは開発したロボットを「櫻壱號(さくらいちごう)」と名付けた。日南が製造した櫻壱號1台が、競争入札を経て3月末までに原電の原子力緊急事態支援センター(福井県敦賀市)に配備された。まずは同センターで操作研修などに利用される見込み。原発事故などに備え、原電が国産ロボットを採用するのは今回が初めて。


 

 同ロボットは、千葉工大が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「災害対応無人化システム研究開発プログラム」を通じて基盤技術を2012年度までに開発。その後、千葉工大と日南が実用化を進めてきた。8時間の長時間駆動が可能なバッテリーを搭載したほか、耐久性・防水性を高め、機体を丸ごと洗えるようにした。


 

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140418eaaj.html