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福島第1原発の放射能汚染水 ジワリと港湾外に広がる。港湾外2地点でトリチウム検出(各紙)

2014-05-02 22:08:17

福島原発港湾のシルトフェンスはかろうじて魚の湾外流出を防いでいる(本当かどうかは不明)が、海水は自由に流れる
福島原発港湾のシルトフェンスはかろうじて魚の湾外流出を防いでいる(本当かどうかは不明)が、海水は自由に流れる
福島原発港湾のシルトフェンスはかろうじて魚の湾外流出を防いでいる(本当かどうかは不明)が、海水は自由に流れる


東京電力は1日、福島第1原発の港湾外の2地点で放射性トリチウム(三重水素)が検出されたと発表した。濃度は4号機南側の護岸から約500メートル地点で1リットル当たり2.8ベクレル、6号機北側の護岸から1キロ地点で同1.7ベクレルだった。汚染水が港湾内にとどまらず広がっていることを示す。



4月23日に採取した海水を分析したが、これまでの測定では2地点とも濃度は検出限界値未満だったという。

 

東電は「測定機器の検出限界値を若干上回る程度の低い値で、現段階で汚染水の影響と断定することはできない。継続して濃度を監視する」としている。「汚染水の影響と断定できない」ならば、何の影響なのか。

 

3年以上も港湾内に汚染水を垂れ流し続けながら、その実態も公表していない。港湾内と外の間は海水が自由に流れる状況なので、汚染水が広がったと考えるのが自然な判断。そうした判断がいまだにできない東電に事故原発と汚染水管理を委ねている政府も不作為の違法状態といえる。

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/index-j.html