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東電福島第一原発 地下水バイパス計画で 再び過去最高の基準超過トリチウム検出 東電は薄めて海洋排出へ(FGW)
2014-06-26 00:07:34
東京電力の発表によると、福島第一原発の地下水バイパス計画で汲み上げている専用井戸のうち、基準超過の放射性トリチウムを検出している井戸から、再び、過去最高の2100ベクレルを検出した。東電は他の井戸からの地下水の濃度が低いことから、一時貯留タンクで交ぜ合わせることで基準以下になることで問題なしとしている。
これまで地下水バイパス計画で検出されたトリチウムの最高値は今月16日のNo1-12の揚水井戸からの2000ベクレル。今回新たに検出したのは、今月23日に同じNo1-12の井戸からの採取測定分。トリチウムの基準値は1リットル当たり1500ベクレルだが、今回は2100ベクレルで、100ベクレル従来の最高値を上回った。同井戸からはそれ以前にも、再三、基準超過のトリチウムを検出している。19日の採取分も、1800ベクレルで、第三者機関による測定でも2000ベクレルと水準の高さが続いていることがわかった。
ただ、他の観測井戸はいずれも基準以下で、汲み上げた地下水を合わせて一時保管する貯留タンク内の濃度は、薄められることから基準値以下になっている。このため、東電は地下水の海洋放出は問題なしとしている。ただ、No-12の井戸から、継続的に基準超過のトリチウムが検出されることの原因究明はできていない。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140625_10-j.pdf