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福島第一原発 また放水路で高濃度ストロンチウム90検出。東電、対処療法以外、動けず(FGW)

2015-05-18 13:22:00

fukushima2goukiroofキャプチャ
fukushima2goukiroofキャプチャ東京電力福島第一原発の排水路で再び、放射性物質が高濃度レベルで続いている。2号機放水路からストロンチウム90等を含む全ベーター値が73000ベクレル(1㍑当たり)を検出、15日になっても63000ベクレルと高濃度が続いている。

 

高濃度の全ベータ値を検出したのは、2号機の放水路上流側の立抗水から。13日の採取で明らかになった。過去の最高値は、4月6日の検査で、1100ベクレルだったから大幅な上昇となった。基準値の2400倍に達した。fukushima2goukishisui141016_01

 


同放水路では以前にも10000ベクレルを超える高線量を何度か検出しており、そのまま海に長期間にわたって放出されていたことも明らかになっている。その後、汚染水漏出の原因箇所付近をゼオライト土壌で封じる応急措置をとっているが、今回の高濃度汚染水の検出は、根本的な原因除去対策がとられないままであることを証明した形だ。

 

東電は、当該の放水路の出口は、海側遮水壁の内側にあることや、港湾での放射性物質濃度に変更がないことなどから、外部への影響はないとの判断を示しているが、漏えい汚染水濃度が上昇していることについての原因は明確にできないでいる。同地点の全ベータ値の値は、15日には63000ベクレルと少し下がったが、それでも高濃度が続いている。

 

また15日の検査では、1号機放水路の立坑水からも、38000ベクレルの高濃度全ベータ値のほか、セシウムも37100ベクレルを検出している。

 

 

 

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150515_07-j.pdf

 

による2号機のへの放出も問題視されていました。他にも2号機建屋付近にある地下水観測用の井戸から一リットルあたり58万ベクレルのベータ線が検出されています。