HOME |環境省、グリーンボンドガイドラインを改定。17年版の「GBPの柔軟解釈」を全面削除。補助金バラマキ政策の根拠消える。グリーンローン基準も公表。大手銀行向けで政策効果に疑問(RIEF) |
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 環境省は、国内発行のグリーンボンド用に設定している「グリーンボンドガイドライン」を3年ぶりに改定した。同省のガイドラインは国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)をコピーしたものだが、同省が「日本版」の特色として盛り込んでいた発行体に配慮したGBPのコア要素についての「柔軟解釈」の下りを全面削除した点が目を引く。

 

 RIEFは環境省のガイドライン(2017年版)が発行されて以来、再三にわたって、同省によるGBP枠組みの「勝手解釈」を批判してきた。今回の改定はそうした批判の成果が幾分かあったのではと考えている。その一方で、同省ガイドラインが実質的にGBPと同じ枠組みに変わったことで、一国の政府機関が民間の自主ルールを丸ごとコピーして「日本版」と名乗っていることの「おかし……

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