HOME |証券監督者国際機構(IOSCO)、IFRSが表明した国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の基準を、来年末には加盟国の監督に反映目指す。独立監査も。グリーンウォッシュ対策に(RIEF) |
IOSCO001キャプチャ

 

 各国の証券市場や先物市場の監督機関で組織する証券監督者国際機構(IOSCO)議長のAshley Alder氏は、IFRSが気候情報開示の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の設立と開示モデルを公表したことを受け、「気候情報開示の義務化への道筋が示された」と述べた。IOSCOはIFRSが来年半ばに公表するフレームワークを評価した後、来年末までにIOSCOの加盟監督機関に同基準を監督業務に活用するよう求めるとした。

 

 IOSCOはIFRSの気候・サステナビリティ情報開示フレームワークづくりに、当初から監督機関の立場で関与してきた。ISSBの活動が順調に進むことで、気候・サステナビリティ情報開示の義務化が進み、監督体制の強化につながる方向が定まったといえる。

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