
英非営利団体のClimate Bonds Initiative(CBI)は、日本で経済産業省の後押しで発行が相次ぐ「トランジションボンド」に疑問を示す見解を示した。CBIは日本版トランジションボンドの代表格として、東京電力と中部電力の共同会社のJERAが、5月に発行した120億円の同ボンドを取り上げた。同ボンドの資金使途は、化石燃料とアンモニア・水素の混焼実証と、非効率の石炭火力を超々臨界圧石炭火力(USC)への建て替えに充当するとしているが、CBIは両方とも「ネットゼロ」と整合しないと指摘した。
(写真は、JERAがアンモニア混焼実験を進める愛知県の碧南火力発電所)
JERAのトランジションボンドは……
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