昨年(2022年)中のグローバルでの再生可能エネルギーや電気自動車(EV)等の脱炭素化事業へのファイナンス額が、石油・ガス等の化石燃料投融資額と初めて同額の各1.1兆㌦(約143兆円)に達したことがわかった。このうち再エネやEV等の「エネルギー移行投資額」も初めて1兆㌦台に乗せた。ロシアのウクライナ侵攻で エネルギー危機懸念が高まる一方で、気候変動の激化からクリーンエネルギーへシフトする各国の政策行動を反映しているとみられる。再エネ事業は軒並み伸びたが、安全対策と建設に時間と費用のかかる原発だけはほとんど伸びを示していない。
(上図は、エネルギー移行のためのクリーンエネ投資の推移=ブルームバーグNEFより)
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