HOME5. 政策関連 |EUのカーボン国境調整メカニズム(CBAM)の移行期間、10月1日から開始。非EU国からの、鉄鋼、セメント等の対象6業種の輸入業者は、製品中のGHG排出量をEUに報告義務が発生(RIEF) |
CBAM001キャプチャ

 

  EUは10月1日から、鉄鋼、セメント等の6種類の輸入製品に占めるO2排出量の提出を輸入業者に義務付けるカーボン国境調整メカニズム(CBAM)の移行期間に入った。移行期では対象製品の製造等の過程で排出したCO2排出量情報を、EUに提供することが求められる。1日からの輸入分についてのカーボン情報の提供は、4半期分をまとめて、24年1月末までに報告することが義務付けられる。制度開始の1日時点での輸入製品の取り扱い自体は、通常と変わりなく行われた。

 

 CBAMは、EUが域内で実施する温室効果ガス(GHG)排出削減のためのEU排出量取引制度(ETS)の対象産業に属する企業に課す排出削減義務と同等の負担を、非EU国からの輸入製品に対して課す制度だ。同制度の本格実施は2016年からの予定で、今回始……

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