HOME4.市場・運用 |グローバル市場の「気候ファンド」。過去5年半で14倍の5340億㌦(80兆円)。欧州が全体の8割。日本はわずか「0.22%」。トランジションへの資金流入も「限界レベル」(RIEF) |
MS002キャプチャ

写真は、グローバル市場での「気候ファンド」の推移)

 

  グローバル金融市場で気候変動の影響削減を重視する「気候ファンド」は、この5年半で件数では7倍の1400件以上に増え、資産額も14倍の5340億㌦(約80兆円)に達したことがわかった。大半(84%)は欧州市場での運用で、同地での半分は「気候トランジション(移行)ファンド」が占める。温室効果ガス(GHG)排出量でトップの中国、2位の米国とも、気候ファンド全体に占める割合はそれぞれ一ケタ台。両国の気候インパクトの大きさに比して、資金の流れは限られている。日本の割合は0.22%。日本政府は「グリーン・トランスフォーメーション(GX)」戦略を掲げ、高炭素集約型産業・企業のトランジションを後押しする構えだが、日本の市場資金は、トランジションを含め気候ファン……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン