HOME10.電力・エネルギー |米大手石油「オキシデンタル石油」。世界最大とされたCCS事業の継続断念。13年間で稼働は3分の1だけ。経済的に採算合わず。よりコストの高いDAC技術への転換目指すと(RIEF) |
Oxy002キャプチャ

写真は、Oxyが売却したCCS設備「Century」)

 

  米大手石油会社「Occidental Petroleum(Oxy)」が、自ら展開する世界最大とされるカーボン回収貯留(CCS)事業を断念し、同設備自体もすでに売却していることがわかった。設備は2010年にテキサス州に建設され、天然ガス製造工程から排出されるCO2を回収・貯留してきた。だが、報道によると、過去13年での操業の成果は、想定した回収量の3分の1止まりだったという。同社はCO2回収事業の軸足をCCSタイプから、大気中のCO2を直接回収する直接大気回収技術(DAC)の開発に切り替えている。脱炭素の移行技術の「移行リスク」が顕在化した形だ。

 

 Bloomberg Green……

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