
世界で取引される自主的カーボンクレジット(VCM)の取引量と取引総額が2023年も大幅に減少し、2年連続で市場が縮小したことがわかった。取引総量は前年比56%減、取引総額は同62%減で、ともに半減以上だった。ピークの21年に比べると、取引量、取引額ともほぼ3分の1に縮小した。投資家にとってもっともポピュラーなVCMとして取引されてきた自然由来のREDD+事業や森林クレジット等への信頼低下が市場縮小の大きな要因となった。REDED+については、削減効果への懸念がメディアで再三報道されて信用を失墜した。ただ、省エネ事業や農業等からのクレジットは増えており、今年に入ってVCM全体の取引量は増大に転じている、と指摘されている。
VCM市場の動向は、非営利団体のEcosystem Marke……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。