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象印マホービン、社内の会議、自席等でのペットボトル使用を禁止。今月から。廃プラスチック対策を徹底。代わりに自社製等のマホービンやマイボトルの使用を求める(RIEF)

2019-07-09 17:53:52

zoujirusi1キャプチャ

 

 象印マホービンは、社内でのペットボトル使用を7月から禁止し、2019年内に全社での「ペットボトルゼロ」を完了するとの目標を公表した。社内会議だけでなく、社員が自分の席で飲むペットボトルもダメ。代わりに保温・保冷、リユースができるステンレスボトルの使用を社員に呼びかける。

 

 社内に置かれた自動販売機からペットボトル製品を撤去するほか、リユース用の水を入れるウオーターサーバー等もオフィス各所に設置する。2020年以降にはグループ企業の生産工場や海外拠点などにも同様の「ペットボトルゼロ」社内環境の整備を広げていく方針だ。逆にいうと、マホービンメーカーなのに、これまで会議でペットボトルを使っていたというのが、ちょっと甘かった気もするが。

 

 同社は、6月末に大阪で開いたG20の際、ペットボトルの使用が禁止された会場内で、メディアや関係者向けに同社製のステンレスマグを5500本を提供するなどの活動も実施している。

 

 同社のペットボトルゼロ宣言は、プラスチックゴミ削減を目指すCSR(企業の社会的責任)活動の一環であると同時に、新たなビジネス機会の到来でもある。同社は2006年以降、マイボトルの普及を進めるキャンペーンとして自社製ステンレスボトルの使用を呼びかけてきた。

 

 しかし、これまではそれほどの手応えはなかったが、廃プラスチック問題が社会問題化する中で、次第にマイボトルへの関心が広がってきた。マホービンは廃プラ対策だけでなく、水の有効利用、資源効率化、健康管理等の効果も期待できる。これらの効果を踏まえた営業を展開すれば、同社の売り上げ増にもつながる。

https://www.zojirushi.co.jp/corp/news/2019/190627-2/bottle.html