HOME |米エネルギー省。現在4GWの地熱発電を、新技術で2050年までに90GWに拡大。ベースロード電源化のロードマップ。日本は「地熱資源が豊富」だが「政策力の差」で先行き不透明(RIEF) |
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写真は、米国の地熱発電の研究施設=米国立再生可能エネルギー研究所のHPから)

 

  米エネルギー省(DoE)が新技術の開発により、米国を「地熱大国」にするロードマップを公表した。米国の地熱発電は現在4GWの能力だが、地下深度の高温岩体(Superhot Rock)層でシェールガス開発で使われる水圧破砕技術等を活用して、「全米どこでも地熱発電」が可能にし、クリーンエネルギーのベースロード電源として位置づけるという。発電量は2050年までに現行の20 倍以上に引き上げる目標を立てている。豊富な地熱資源を抱えながら、利用が進まない日本と比べると、「エネルギー政策力」に大きな違いがあるようだ。

 

 地熱発電は、実質的に無尽蔵と考えられる地球の内部熱……

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