HOME5. 政策関連 |欧州委員会、銀行規制パッケージ改定案。バーゼルⅢ実施は2025年1月まで再延期。2023年までに域内全銀行にESG情報開示とストレステスト適用。グリーン資産の自己資本評価先送り(RIEF) |
Eu001キャプチャ

 

 EUの欧州委員会は、EUの銀行自己資本比率規制(CRR/CRD)を含む「Banking Package 2021(銀行規制パッケージ)」を公表した。それによると、国際的な規制である「バーゼルⅢ」に基づくEU域内規制の適用は、2023年1月から2年先延ばしして25年1月とするほか、すべての域内銀行にESG情報開示と気候ストレステストを23年までに義務付ける。

 

 欧州委は、今回まとめた「政策パッケージ」に基づき、バーゼルⅢを踏まえたEUの自己資本比率規制規則(CRR)と同指令(CRD)の改正を目指す。欧州委がバーゼルⅢの適用を2025年まで延ばす提案については、日本を含むG20各国とも同意しているという。

 

 バーゼルⅢは国際的に活動する銀行を対……

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