HOME |米ブラックロックCEOのフィンク氏。米債務増大に「日本のようになる懸念」示す。官民連携でのインフラ市場化、脱炭素化とエネルギー安全保障、両にらみの「エネルギー実用主義」も(RIEF) |
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  世界最大の資産運用会社の米ブラックロック(BlackRock)CEOのラリー・フィンク(Larry Fink)氏 は26日、投資家向けの年次レターを公表した。その中で同氏は、米国債の約30%は外国政府や外国投資家の保有で、今後、それらの投資は低下の可能性があるとして、「雪だるま式に膨れ上がる米国の債務に多くの指導者は注意を払うべきだ。さもなくば、90年代後半から2000年代前半の日本のように、米国経済が悪化する悪いシナリオもある」と指摘した。公的負担減額のため、インフラ建設等は政府だけに任さず、官民連携で市場化する方向を提案した。

 

 同氏は、3年前に1%以下だった米10年債利回りが、現在は4%を超える水準にある点を懸念した。「この3%の上昇は非常に危険だ。現在の金利が維持されるとすれ……

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