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徳島地域エネルギー、寄付金で太陽光発電所 “配当”は太陽と農産物 収益は農業振興に(各紙)

2013-08-01 17:58:51

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Exif_JPEG_PICTURE各紙の報道によると、地域発の再生可能エネルギー普及活動を進める一般社団法人徳島地域エネルギー(徳島市)は、個人からの寄付金を活用した太陽光発電所を立ち上げる。太陽光発電の収益は地域の農業振興に充てるとともに、寄付者にも“配当”として農産物を還元する。

 

第一号の太陽光発電所は2014年1月に徳島県佐那河内村で稼働させる。同村や農業団体などとともに発電所の運営協議会を作り、発電収益を地域の農業振興と環境保全に使う予定。

寄付金は地域を限定せず、広く一般募集する。また寄付の見返りとして、地域の農産物を「配当」代わりに配分する。地方と都市を寄付と太陽発電とでつなぐ新たな地域振興策として、徳島以外の他地域にも普及を提案していく方針だ。


 第一号となる発電所は、同県佐那河内村に設置したみつばちソーラー発電所で、資本金は50万円。このうち48万円を徳島地域エネルギーが、2万円を社長に就任した元県職員の藤原俊信氏がそれぞれ出資した。事業規模は4000万円で、発電容量は120万KW、年間発電量は12万5000kWhを予定している。

寄付目標は300万円で、一口一万円で300口を1日から募集を始めた。募集期間は9月末まで。寄付金額に応じ、スダチなど同村で栽培した農産物を寄付者に贈り、農業振興にもつなげる。残りの建設費は地元金融機関からの借り入れなどで賄う。農産物による「配当」は発電開始後2年目以降からで、5回程度を予定している。




 発電した電力は固定価格買い取り制度(FIT)を活用し、全量を四国電力に売却する。




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