HOME5. 政策関連 |EU欧州議会の3大会派。欧州排出権取引制度(EU-ETS)の改革案で合意。カーボン国境調整メカニズム(CBAM)導入に伴う鉄鋼等の無償割当の廃止等。来週22日の本会議で採択へ(RIEF) |
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  EU欧州議会の3大会派は14日、欧州委員会が提案している欧州排出権取引制度(EU-ETS)のフェーズ4改革案の取り扱いで合意した。合意内容は、欧州委が目指すカーボン国境調整メカニズム(CBAM)の導入時期を2033年からとし、それに合わせて、現在、鉄鋼等の産業に付与している無償排出枠の割り当てを廃止する。また2030年までのEU-ETSによる削減率を63%(2005年比)に引き上げ、年間の総量排出枠(Cap)の削減率も段階的に引き上げて、2029年までに4.6%とすることなどを盛り込んだ。3大会派の合意により改革案は、来週22日に本会議で採決される見通しとなった。

 

 EU-ETSの改正案は、新たに道路交通、建物の分野をETSに盛り込んで、ETS2の取引制度を立ち上げるなど、これまでの……

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