一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

　各紙の報道によると、大東建託は２日、同社が施工した賃貸建物の屋根をオーナーから借り、太陽光発電による売電を行う「屋根借り事業」を開始した。対象となる建物は、今年度の１０月以降に完成する同社施工の新築建物のほか、２００１年度以降完成済みの既存建物。

　太陽光発電の設置費などは同社が負担し、オーナーには屋根の借り賃として、一定の賃料を支払う。太陽光発電設置物件の入居者で同社との間で契約を交わした世帯に対しては、電気料金を５％削減する特典もつける予定。同社は対象とする物件の目標を、２０１２年度に発電賃貸建物棟数として計７８０棟、１万キロワットの発電を目指している。２０１４年度には、さらに引き上げて計３５００棟、５万キロワットの発電に拡大する予定だ。