HOME |国際協力銀行が 途上国での再生可能エネルギー・省エネ事業等に投資する国際金融公社(IFC)のファンドオブファンズに出資 (FGW) |

国際協力銀行が 途上国での再生可能エネルギー・省エネ事業等に投資する国際金融公社(IFC)のファンドオブファンズに出資 (FGW)

2013-11-05 22:38:41

JBIC
JBIC国際協力銀行(JBIC)は、国際金融公社(International Finance Corporation)の100%子会社であるIFC Asset Management Company, LLCが運営する再生可能エネルギー及び省エネルギー事業等対象のファンド・オブ・ファンズへの出資を決め、出資契約を結んだ。出資額は5000万㌦。IFCのファンドは途上国での温暖化削減事業に投資するファンドで、総額3億9650万㌦の規模になる見通し。



JBICが出資を決めたのは、IFC Catalyst Fund (Japan), LP。同ファンドは、IFC、英国政府、カナダ政府及びその他公的機関等が別途、出資参画しているIFC Catalyst Fund, LP及びIFC Catalyst Fund (UK), LPの両ファンドと一体的に運営される。JBICの出資によって、これら3つのファンドの出資総額は、約4億ドル規模となり、投資力を高めることができる。


同ファンドの投資対象は、主に開発途上国等での再生可能エネルギー及び省エネルギー事業等に投資するファンドを選別、投資する。プロジェクトに直接投資するのではなく、プロジェクト投資のファンドに投資することから「グリーン・ファンド・オブ・ファンズ」といえる。地球環境保全業務(通称「GREEN」)の下での出資案件となる。


途上国の温暖化対策は、2030年のポスト京都の国際枠組み交渉でも最大の焦点の一つで、先進国やグローバル金融市場の資金を途上国市場に先導する一つの役割を果たすことにもなる。


 

http://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2013/1105-14483