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日本の食品誤表記問題、消費者にも責任あり=SP華字メディア (サーチナ) ブランド信仰の日本の消費者心理をチクリ!

2013-11-11 14:48:32

記者会見の冒頭で謝罪する阪急阪神ホテルズの出崎弘社長(10月28日午後、大阪北区)
記者会見の冒頭で謝罪する阪急阪神ホテルズの出崎弘社長(10月28日午後、大阪北区)
記者会見の冒頭で謝罪する阪急阪神ホテルズの出崎弘社長(10月28日午後、大阪北区)


日本国内で食品の誤表記問題が相次いだことについてシンガポールのメディア・聯合早報は8日、台湾での食品問題と比較して日本の問題は消費者にも責任があるとする社説を掲載した。

  記事は、美食で有名な台湾と、品質の高さに定評のある日本で近ごろ食品にかんする問題が生じたと紹介。一方で、消費者が被害者になったといえる両者の問題をよくよく観察してみると、性質上明らかな違いがあるとした。

  台湾の食用油偽装問題については、政府が優良メーカー証書を発表した業者が偽装を行ったと解説。少しだけ高いお金を出して安心のブランドを選ぼうとした消費者は「まぎれもない被害者だ」とした。

  しかし、日本の問題については、虚栄心を満たしたいとする消費者心理が食材の誤表記を生んだと論じた。消費者が品質を重視すれば業者は品質向上に力を入れ、労働者の権利を重んじれば市場の動向はフェアトレード製品にシフトするように、消費者の意識が市場や業者を大きく左右するととともに、物の価値を決める大きな要素は消費者の知恵であるとした。

  そして、日本の問題ではもちろん業者に過失があるとしたうえで、、何も考えずに大金を払って消費活動を行ってきた消費者にも「完全に過失がないと言えるだろうか」と疑問を呈した。(編集担当:今関忠馬)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1111&f=national_1111_034.shtml