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福島の山、森の放射能汚染は超高濃度 イノシシ1kg当たり6000ベクレル 汚された生態系(FGW)

2013-12-12 23:43:00

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福島県が実施した「野生鳥獣の肉における放射性核種の濃度測定結果」によると、飯館村で捕獲されたイノシシから、基準を大きく上回る1kg当たり6000ベクレルの高濃度セシウムが検出されのをはじめ、調査対象となったイノシシ30頭のうち大半の28頭、ツキノワグマは2頭中2頭が、基準を上回る放射能に汚染されていた。豊かな福島の森と山の汚染は極めて深刻だ。

 

11日の発表では、イノシシは田村市で捕獲された2頭だけが基準の1kg当たり100ベクレル以下で、その他のイノシシの大半が基準オーバーとなった。最高は飯館村の6000ベクレルだが、それ以外でも、同じ飯館村で別の日に捕獲されたイノシシからも5200ベクレルが見つかるなど、イノシシの放射能汚染の深刻度が増している。またツキノワグマは調査検体が2頭だけだったが、いずれも210、 530ベクレルと、基準超となった。

 

福島県以外でも、栃木県日光市と鹿沼市で捕獲されたイノシシから、それぞれ240、200ベクレルのセシウムが、同県塩谷町と那須塩原市で捕獲された日本シカから、それぞれ150、110ベクレルを検出した。野生の生き物たちの放射能汚染の深刻度は増している。動物の汚染だけでなく、キノコや栗等の「森の幸」の汚染の広がりも尋常ではない。

 

欧米では人の健康被害だけでなく、生態系・環境の破壊に対する市民社会の厳しい視線があるが、「環境先進国」を標榜する日本では、なぜか自然環境への汚染を、メディアもあまり問題視しないという風潮があるようだ。しかし、山、森等の生態系の汚染は、川や地下水を通して、下流地域一帯に広く影響を及ぼし、結果的に人の健康にも長い期間にわたり、負荷を高めることになる。

 

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11135000-Shokuhinanzenbu-Kanshianzenka/0000031962.pdf

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/shizen25-kekka1211.pdf