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燃料電池自動車(FCV)のタクシーが登場。首都圏を営業エリアとする帝都自動車交通が、ホンダの「クラリティ」を運用へ(RIEF)(RIEF)

2017-07-08 00:04:34

hondaキャプチャ

 

 首都圏を営業基盤とする京成グループのハイヤー・タクシー会社、帝都自動車交通(東京都)は4日、本田技研工業の燃料電池自動車(FCV)のタクシーを走らせると、発表した。 

 

 初のタクシーとしてお目見えするFCVは、CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)。トヨタのFCVの「MIRAI」が4人乗りなのに対して、CLARITYは5人乗りと、タクシー仕様になっている。販売価格は766万円の豪華車。

 

 今回の試みで得られる走行データは、ホンダにフィードバックされ、ホンダのFCVの性能進化に向けた研究開発に役立てられる。運行エリアは、東京都特別区と、武蔵野市・三鷹市。運が良ければ、FCVタクシーを捕まえることができるかもしれない。

 

honda2キャプチャ

 

 FCVタクシーの一回当たりの水素充填時間は3分程度。走行距離は約750km(使用環境により異なる)。また帝都以外にも、仙台タクシー(宮城県仙台市)、大宮自動車(埼玉県さいたま市)、日野交通(神奈川県横浜市)の各社が順次、営業エリアでFCVタクシーを導入する。

 

 帝都は、国土交通省と交通エコロジー・モビリティ財団が設定した「グリーン経営認証」を取得している。同認証は、タクシー事業など運輸業界が自ら環境保全の取り組みに関する活動を行い、一定レベル以上を超えた事業社に与えられる認証をいう。同社は、今回のFVCタクシーの採用について、そうした活動に沿ったものと位置付けている。

 

http://www.teito-mot.com/console/wp-content/uploads/2017/07/afc6ee14ffccdfc56960c7b44814b6e0.pdf