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四国銀行(高知) みずほ銀と提携し、「六次産業応援ファンド」10億円を立ち上げ(FGW)

2014-04-05 21:02:45

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shikokubank無題高知県を基盤とする四国銀行(頭取 野村直史)は、みずほ銀行、農林漁業成長産業化支援機構と共同で総額10億円の「しぎん6次産業化応援ファンド」を設立した。6次産業は、農林水産業を生産から加工・販売まで一貫したビジネスとして展開する地域興し策。ファンドは7年以内で7~10件の出資を目指すという。


設立するファンドは、四銀の子会社である四銀地域経済研究所(高知市)が運営を担当、15年間の投資期間を設定している。高知県は、農林水産業が豊かで、特に森林が多いことなどの特徴を活かした産業化を目指す。四銀では、国内だけでなく、海外市場にも照準を合わせて、顧客の「地産外商」を進めるという。

みずほ銀行はファンドで育成される6次産業企業に対して流通業者の紹介などでも支援する。四国の銀行がメガバンクと個別の提携をしたのは今回が初めてという。出資金の内訳は、 農林漁業成長産業化支援機構が最大の5億円を出し、  四銀は3億9千万円、みずほ1億円、運営会社の四銀地域経済研究所1千万円となっている。

6次産業化とは、農林水産業者(1次産業者)が農林水産物の生産にとどまらず、それを原材料とした加工品の製造・販売(2次・3次産業者)を手掛けるなどの取組み。政府は6次産業化法を制定して、農林水産業の競争力強化を促進している。四銀のファンドは原則として、同法の認定を受けた事業者に出資する。

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