新生銀行 山形酒田市の16MWの風力発電事業を取得 運営資金の融資枠設定（FGW）
2014-04-19 00:16:31
新生銀行は、山形県酒田市で計画されている風力発電事業の運営資金を供給する融資枠（コミットメントライン）を設定したと公表した。融資枠の金額は明らかになっていないが、対象風力発電は発電容量16メガワットの大型案件。
融資枠設定先は、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社（JRE：東京都港区）。同社は、サミットウインドパワーが2004年から稼働している酒田市の風力発電を4月1日付けで購入し、事業主体の合同会社JRE酒田風力が運営する。使用風車はデンマークのヴェスタス社製。
発電電力は固定価格買い取り制度（FIT）の対象となり、全量を電気事業者に売電する。JRE は、2012年8 月にゴールドマン・サックス・グループの出資により設立された。新生銀行は、2013年にJREが茨城県水戸市と城里町で建設したメガソーラー事業についても、プロジェクトファイナンスで資金を供給している。
同行は、今回の風力発電へのファイナンスの提供を契機に、再生可能エネルギー事業への取り組み範囲を拡大するとともに、再生可能エネルギー事業のM&A市場の拡大が今後進むと判断、新設発電事業向けファイナンスだけでなく、既設
発電事業への買収ファイナンスのアレンジなどにも力を入れていく方針という。
【プロジェクトの概要】
事業名称： 山形県酒田市風力発電事業
発電容量： 約16メガワット
事業主体： 合同会社JRE酒田風力
スポンサー： ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
【ジャパン・リニューアブル・エナジーの概要】
名称： ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
代表者： 代表取締役 安 茂、中川 隆久
本社所在地： 東京都港区六本木4 丁目8 番6 号
事業内容： 発電プラント（風力発電・太陽光発電他）に関する事前調査、計画、運転、保守点検および
売電事業
設立： 平成24 年8 月20 日
資本金： 69 億3600 万円
株主： GS・リニューアブル・ホールディングス（100%）
【コミットメントライン契約の概要】
貸付人： 株式会社新生銀行（アレンジャー）
契約締結日： 平成26 年3 月28 日
http://www.shinseibank.com/investors/common/news/pdf/pdf2014/140415jre_j.pdf
Research Institute for Environmental Finance