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東北州実現へ地域政党 政治家連盟が設立検討(河北新報)

2011-07-21 11:40:32

東北6県の地方議員らでつくる「東北州政治家連盟」は20日、仙台市内で役員会を開き、地域主権型道州制の実現を目指し、地域政党「新生東北州の会」(仮称)設立を検討する方針を決めた。8月に連盟の臨時総会を開き、協議する。

 地域主権型道州制国民協議会の名誉会長で作家の堺屋太一氏ら有識者5人が発起人となり、同連盟に検討を要請した。
 原案によると、東北州の会は、道州制実現を目的とする政治団体として設立する。同連盟の会員を中心に、6県の地方議員、県民、有識者、企業などで構成する。既成政党との共存を図り、政治家は各党に所属したまま「入党」できる。
 情報交換や研修に主眼を置く同連盟の「実動部隊」と位置付ける。民間人の会員と共に東北州の「影の内閣」を組織。東北の10年後のビジョンづくりを進め、東日本大震災からの復興に向けた道筋を提案する。
 民主、自民、公明、みんな4党の国会議員有志200人が5月に結成した「道州制懇話会」とも連携し、国会での法改正を地方から後押しする。
 同連盟の菊地文博代表は役員会で「党派を超え、東北州実現の一点で結集した政治団体になる。東北が真の復興を果たすためにも、一気呵成(かせい)に動きだす時期だ」と呼び掛けた。

 国民協議会によると、政治家連盟は東北州に続き、南関東州や東海州、関西州で誕生し、中国州、九州、四国州も近く発足する。東北州で地域政党が実現すれば、全国の政治家連盟に同様の動きが広がるとみている。
 役員会ではこのほか、政治家連盟の役員が東北6県知事と順次会談し、東北一丸となった復興を要望することも決めた。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110721t71011.htm