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宮城県・南三陸商業協組が解散 大半の加盟店、再開困難(河北新報)

2011-08-01 15:18:56

宮城県南三陸町の111商店でつくる町商業協同組合(宮城敏朗理事長)が31日、解散した。東日本大震災の津波などで106店が全壊し、大半の商店で営業再開の見通しが立たなくなった。震災の影響で商業団体が解散するのは、県内で初めてとみられる。
 同組合には町内全体の半数近い商店が加盟。共通商品券やポイントカードなどの事業を展開してきたが、震災後の営業店が少ない上、ポイントカード事業で使用していた機器が津波で流失し、各種事業を続けることが困難となった。
 7月26日に開いた組合総会で解散を決めた。組合事務局は「町全体の復興もめどが立たず、被災した商店は営業を再開できるか、どこで再開できるか見通しが立たない。存続させたかったが、苦渋の選択をした」と説明している。
 共通商品券は31日で利用できなくなり、1日から10月末まで払い戻し(換金)に応じるという。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110801t12019.htm