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九電廃棄指示資料:佐賀県議ら就職あっせん、寄付要求 (毎日)

2011-08-17 13:36:22

九州電力の「やらせメール」問題に絡み、原子力発電本部副本部長が廃棄を指示していた玄海原発(佐賀県玄海町)のプルサーマル発電資料の中には、佐賀県議らが九電に就職あっせんや寄付を求めたり、タクシー代わりの車を要求していたことなどが分かる記録が含まれていることが、関係者の話で分かった。

九電幹部から恒常的に寄付を受けていたことが明らかになっている古川康知事だけでなく、プルサーマル導入など原発を巡る施策を中立的に判断すべき議員も九電に依存していた実態が浮き彫りになった。

 

関係者によると、副本部長は7月下旬と8月5日、同本部と佐賀支社の社員に「個人に迷惑がかかるメモは抜くように」と指示。この中には県議らが九電社員に「集まりがあるので車を出せ」と要求したり、地域の祭りへの寄付を求めたりする記載があったという。

 

また、玄海原発の職員にも同様の廃棄指示をしていたことが新たに分かった。ただ、同原発には廃棄対象となる資料がなかったため、実際に捨てられたものはなかったという。【小原擁】

 

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110817k0000e040015000c.html