HOME11.CSR |ワコール 不要なブラジャー回収の「2015年ブラ・リサイクル」の成果、30万枚強を全国から回収、30.71tの産業用固形燃料(RPE)に加工。ブラの力は侮れない(各紙) |

ワコール 不要なブラジャー回収の「2015年ブラ・リサイクル」の成果、30万枚強を全国から回収、30.71tの産業用固形燃料(RPE)に加工。ブラの力は侮れない(各紙)

2015-06-20 01:20:24

wakole2キャプチャ

 女性下着メーカーのワコールは不用となったブラジャーを回収し、産業用固定燃料(RPF)に加工する活動を毎年展開している。今年2月~4月中に実施した2015年のキャンペーンでは、顧客から不用ブラジャーを店舗で受け取って、約30万7100枚のブラジャーを回収した。RPFへの加工量も30.71tに達した。

 

 ブラジャーのリサイクル回収期間は、毎年2月12日「ブラジャーの日」から始めて、4月22日「アースデイ」まで。回収の窓口となるのは、国内の百貨店、下着専門店、同社直営店およびグループ会社を中心とした約800店舗。ワコール以外の他社製品も回収する。

 

 回収の方法は、顧客が不用になったブラジャーを専用の回収袋「ブラ・リサイクルバッグ」に入れて店頭に持ち込む。今年は前年比119%の合計8万305袋分を回収した。持ち込まれたリサイクルバッグはプライバシーに配慮し、一度も開封されることなく同社の契約処理工場に送られ加工される仕組みだ。

 

RPFに再生された廃棄ブラジャー
RPFに再生された廃棄ブラジャー

 

 加工されたRPFは製紙会社などで燃料として使われる。その燃料で製紙となった再生紙の一部は、回収袋のブラ・リサイクルバッグとして再度生まれ変わる。

 

 ワコールの取り組みは顧客とともに実施する環境活動の一環として、2008年から実施してきた。活動の初期から今年までの8年間の累計回収枚数は、実に約1,128,600枚。RPFにリサイクルされた総量は約112.86㌧。

 

 同社は今年から同キャンペーンをyou Tubeでも説明。消費者の視点に立った活動と、誰でも気軽にリサイクルに関わり社会貢献できることをアピールしている。同社のキャンペーン版のYouTubeは再生回数約25万回を超えたという。

http://www.wacoal.jp/braeco/faq/