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新型コロナウイルス感染予防で、在宅勤務増大によるCO2削減分をオフセットクレジット化。その名も「コロナクレジット」。AFD社が提案。いい話だが~!?(RIEF)

2020-04-03 15:07:38

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   新型コロナウイルスの感染予防で、グローバルに在宅勤務が広がっているが、在宅勤務の結果、削減されるCO2排出量をオフセットクレジットとして購入する提案がなされている。クレジットはその名も「コロナ・クレジット」。購入予定価格は現時点でトン当たり19㌦。さすが、どんな時もビジネスチャンスを忘れないということか。

 

 カーボンビジネスの専門情報サイト「Carbon Pulse」が伝えた。提案者とされるのはAFD International社。同社のAnita Lyfe氏によると、「今回の事態で、工場やオフィスが閉ざされ、在宅勤務が広がっている。このため、温室効果ガスは大幅に削減されている。こうした『成果』を無にすることはない」と指摘。

 

cARBONPALSEキャプチャ

 

 在宅勤務をする人や、テレワークに切り替えた企業等が、危機を超えた後に、一気に活動を展開してCO2排出量を増大させる場合に備えて、在宅時の削減分をクレジットとして貯めておくというアイデアだ。価格もトン当たり19㌦で、EU-ETS(欧州排出権取引制度)でのクレジット価格は現在、16ユーロ(約17.3㌦)に比べると、お得感もある。

 

 AFDは同時に、正常時に戻った際に、排出量を「コロナ以前」よりも、どれくらい削減するかを定量化することも、排出源に求めている。また、購入したコロナ・クレジットを、国際航空便の排出削減のために、各国の航空会社に半額の9.5㌦で売却するーーー。

 

 ここまで読んで、「あれっ?」と思い、URLにアクセスしてみた。https://carbon-pulse.com/95783/?utm_source=CP+Daily&utm_campaign=3abc35b5d0-CPdaily01042020&utm_medium=email&utm_term=0_a9d8834f72-3abc35b5d0-110248541#!prettyPhoto/0/

 

 記事の配信は4月1日。AFDは(April Fool’s Day)の略でした。クレジット価格の19㌦は、「COVID-19」からでした。どんな時も、ユーモアを忘れずに、ということのようです。でも、在宅勤務の切り替えによるカーボンフットプリント削減をクレジット化するというアイデア、結構いいかも。どなたか、ビジネス化してくださいな。

 

 

Afdキャプチャ