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尼崎・焼却炉談合 最高裁が市民団体の上告棄却(神戸新聞) 談合は認める。 日立造船、クボタなど

2011-07-08 21:50:07

 尼崎市発注のごみ焼却炉工事の入札で談合があったとして、市民団体「市民オンブズ尼崎」が、日立造船(大阪市)など大手メーカー6社に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷は8日までに、原告の上告を棄却した。決定は7日付。6社に対し、損害賠償金など約5億円を尼崎市に支払うよう命じた差し戻し控訴審判決が確定する見込み。

 差し戻し控訴審判決は談合を認め、損害算定率を契約額から建設工事費を引いた額の4%とした。原告は「同様の訴訟では賠償額は契約額の5~8%と判断されている」として、昨年7月に上告した。

 差し戻し控訴審判決によると、6社の共同企業体(JV)は1996年に市が発注したごみ焼却炉工事の指名競争入札に参加。日立造船のJVが落札率99・17%で落札した。JVはほかにタクマ、川崎重工業、クボタ、JFEエンジニアリング、三菱重工業。

 市民オンブズ尼崎は「損害額が低いのは残念だが、談合が認められたことを評価したい」としている。

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004252224.shtml