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中国の環境団体が米アップル批判、国内の汚染問題で(Reuters)

2011-09-01 16:15:46

８月３１日、中国の環境団体は、国内のサプライチェーンの環境汚染問題を見て見ぬふりをしているとして、米アップルを批判した。上海のアップルストア前で２５日撮影（２０１１年　ロイター/Carlos Barria）
８月３１日、中国の環境団体は、国内のサプライチェーンの環境汚染問題を見て見ぬふりをしているとして、米アップルを批判した。上海のアップルストア前で２５日撮影（２０１１年　ロイター/Carlos Barria）


北京　３１日　ロイター］　中国の環境団体は、国内のサプライチェーンの環境汚染問題を見て見ぬふりをしているとして、米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)を批判した。

 

複数の環境団体が同社が環境汚染を隠そうとしていると主張、３１日に共同で４６ページにわたる報告書を発表した。「アップルのサプライヤー」とみられる工場からの有毒性廃棄物の排出が、地方社会と環境を侵害しているという。

 

中国では急速な経済成長とともに環境汚染が広がっており、有効な政策を打ち出していないとして政府への批判が強まっている。

 

ウェブサイト（www.ipe.org.cn）で公表された報告書によると、２７の「アップルのサプライヤー」は、有毒ガスや重金属の汚泥などによる深刻な環境問題を抱えている。付近の村でがんの発生が大幅に増えた例もあるという。

 

報告書は、アップルは「巨額の利益」のために発展途上国の環境管理システムの抜け穴を利用している、と批判した。

 

アップルはサプライヤー企業がどこかについて情報を公表していない。環境保護団体は、公的文書と５カ月にわたる研究と現地調査により報告をまとめたという。

 

http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPJAPAN-22968220110901