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テーマパークのハウステンボス 太陽光発電機能付き「スマートゴミ箱」の実証実験開始へ。

2016-07-04 23:24:21

housetenposキャプチャ

 

 テーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)は、リゾート内に、太陽光発電機能付きでCO2を排出しない環境配慮型のスマートゴミ箱「BigBelly Solar(ビッグベリーソーラー)を設置、実証実験を開始した。

 

 ハウステンボスの試みは、ITソリューションプロバイダーの日本システムウェア(NSW)との連携による。「BigBelly Solar」は、太陽光発電のエネルギーによる通信機能を搭載、センサーで取得した情報をインターネット経由で人工知能が判断するIoT技術を活用できる。

 

 この機能を使うことで、携帯電話網を通じてゴミの蓄積状況をリアルタイムで発信でき、収集頻度や人員配置、ゴミ箱配置の最適化など、収集作業の効率化とコスト削減が期待されるという。今回の実証実験では、リゾート内に設置した「BigBelly Solar」の運用データを蓄積し、収集業務の改善効果を検証する。

 

 housetenpos2キャプチャ

 

  ハウステンボスは、今回の実証結果をもとに将来的にはオリジナルのごみ箱の開発も計画しているという。すでにメインスタッフがロボットの「変なホテル」をはじめ、園内にロボットを配置し、来場者にわくわく感を提供する試みを始めているが、今後更なるユニークな顧客体験の創造を目指すとしている。

 

ハウステンボスは152haの面積を持つテーマパーク国内外から年間300万人以上が来園する。観光ビジネス都市としての発展を視野に、広大な敷地を生かした次世代技術の実証実験の場としての活用も始めている。

NSWは、今回の実証実験を踏まえ、IoT技術を活用したスマートシティのモデルシステムとして、今後の展開を目指す予定。

 

http://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/pdf/160629_nsw.pdf