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東電福島第一原発 漏えい汚染水が地下水に到達・拡散の可能性 事態はさらに深刻に(各紙)

2013-09-05 20:17:05

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fukushimatannku3-300x167東京電力は5日、福島第一原発で最初に300トンの汚染水が漏れた汚染水貯留タンクの周辺の地下水から、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレルの濃度で、検出されたことを明らかにした。東電は「汚染水が地下水に到達した可能性がある」と指摘、汚染が地下で拡大する可能性が出てきた。

 

今回の調査は、汚染水漏れが発覚したタンク(H4エリアⅠグループNo.5タンク)のそばに、新たに設置した観測孔をから、4日に水を採取して分析したもの。その結果、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が650 Bq/L、検出された。東電は、雨水などで希釈された汚染水が土壌に浸透し、地下水に到達した可能性がある、とみている。

東京電力は5日、福島第1原発で約300トンの汚染水が漏れた地上タンク付近で、地下水からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレルの濃度で検出されたと発表した。東電は「汚染水が地下水に到達した可能性がある」としている。

 ただ、検出された放射性物質の濃度は、タンク内にあった汚染水の放射性物質濃度より低いことから、東電は、漏れた後、雨水などで希釈されて流れたとみている。

いずれにしても、汚染水が地下水に拡散しているとすると、汚染を食い止めることは容易ではないことになる。

 

 

 
(共同)